無駄話: ウクレレというものが少しずつ分かってきた気がしています。ギターに慣れてしまっている人にとっては、弦が4本しかなくて、しかも4弦はオクターブ上なので、ベース音としては使えないし、ルートの音としても使いづらい……というのがいちばんの難しい点。
ギターやピアノで弾いていたコードをそのままあてはめると、ウクレレでは違和感が生まれることが多々あります。Maj7とか9thとかのテンションコードは4音だけではなかなか出せないし……で、別のコードを探すことになるわけです。
今回はこの「じゃあ、どんなコードならマシか」を見つけるために時間をかなりとられました。
ウクレレの場合、思いきって簡略化しないと、かえって変なことになります。ギターだと「ここでD7なんてダッセ~よ。Am7/Dかな……」なんてやっているのを、キッパリとD7! って決断しないと先に進まないんですねえ。
あと、最近改めて分かったのは「シンプルでみんなが覚えられるメロディなのに、コードをつけようとするとうまく乗らない」メロディは傑作メロディだ、ということ。
『赤とんぼ』なんて、コードが乗りにくいメロディの代表です。ポップ音楽の作曲家は、コードを弾きながらメロディをひねり出している(というか、乗っけている)ので、みんな似たようなメロディになりますが、本当によいメロディというのは、コードから導き出されるメロディではないんだなあ……と。
その意味では、新唱歌シリーズも、コードは後からつけていますので、いいメロディなのかな??
『キジが鳴く』に関しては、メロディよりも歌詞が好きですね。昨今の世相、閉塞感に負けない心を歌っているので……。
ついでに、この曲のオリジナルデモもどうぞ↓ これは自分の音域に合わせてG(ト長調)でやってます。
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