この曲はセンセにとって、作曲だけでなく、演奏や歌も始めるきっかけとなった曲です。1969年秋、母校の先輩オフコースが母校の学園祭(聖光祭)の閉会式前に飛び入りで「一昨日、YAMAHAのライトミュージックコンテスト全国大会で2位になりました」ということで「凱旋演奏」をやりました。
当時の聖光学院には「ジェンジェン」というあだ名の名物じいちゃん先生がいたので、会場からは「ジェンジェン」という合いの手(地主道夫さん)が入る旅にクスクスと笑い声が漏れ、演奏が終わった後も鈴木康博さんは「なんで笑ったんですか?」と怪訝な顔で会場に訊いていたのを今でも覚えています。
当時のオフコースは小田和正さんと地主道夫さんが東北大学、鈴木さんは東京工業大学で、YAMAHAのライトミュージックコンテストには東北代表として出場していました。鈴木さんはウッドベースを車の後ろに積んで、東京と仙台を往復しながら練習していたそうです。
この全国大会決勝のライブ録音レコード(モノラルのLP盤)にはJane Janeと、さらに古い曲 One Boy が入っていて、これまた擦り切れるほど聴いたものです。
ギターのアルペジオでPPMの演奏をコピーするのはあたりまえすぎるし、一緒にやってくれる仲間も今はいないので、ウクレレでどこまでやれるかに挑戦してみました。今回は一人だと寂しいので、yossyに「ミニベース持ってたよね?」と声をかけて誘いました。
裏話: A Soalin'は3つのコードですが、Jane Jane は2つしか出てきません。EmとGだけ。コードが少ないことと、ウクレレが4弦しかないことで、かえって難しい演奏となりました。一台(コンサートウクレレのほう)はイントロ以降はず~っとカッティングのストロークだけで押していますが、単調なことを押し通すのはなかなかつらいです。
ウクレレに合わせて、ベースも敢えてラインではなくマイクの生録音でやってもらいました。